FACILITY最先端の設備

BEST LAB.(ベストラボ)では、最先端の設備✕確かな技術による
ダブルチェックにより道内トップレベルのアスベスト分析を行い、
迅速かつ正確に、信頼の分析結果を導き出しています。
アスベスト分析作業の手順に沿って使用機器をご紹介します。

01検体の分析前処理

検体から分析のために不要な物質を取り除きます。

熱処理【アズワン ETTAS HTO-300S】
室温プラス50℃から最高温度は650℃まで対応のハイテンプオーブンで、検体を高温加熱し有機物を除去します。16ステップ8パターンのプログラム機能を搭載、デジタル設定式独立温度過昇防止装置が装備されており、検体を確実に熱処理します。
酸処理【ヤマト科学 BT101】
振とうの機能を併せ持つ恒温水槽。検体に付着するカルシウムなどを除去するため、検体を薬品へ浸漬、振とうさせ酸処理を促すための機器です。水槽内はポンプによる攪拌機能により、温度分布が±0.1℃と高度な安定感を実現。振とう幅は10~40㎜の幅で変えることが可能で、振とう数も20~160rpmの無段階変速となっています。

02X線による回折分析

X線回折【Rigaku MiniFlex600-C】
X線回折(XRD)により、検体に含まれる化合物の同定・定量・結晶構造を解析し、元素レベルで分析、アスベストの含有を確認します。
【Rigaku MiniFlex600-C】はコンパクトなデスクトップ機ながら、従来のシンチレーションカウンターと比較して約100倍の検出効率で、高速かつ高強度での測定が可能です。
人体に影響を与える危険なアスベストは全部で6種類。
それぞれの化学式とXRDによる含有元素の結果を照合し、アスベスト含有の可能性を割り出します。
同時に最大8検体の分析が可能ですので、スピードアップにつながります。

03実体顕微鏡および
偏光顕微鏡による分析

X線回折の分析結果に基づき、
顕微鏡によるアスベストの判定を行います。

実体顕微鏡【Nikon SMZ745T】
【Nikon SMZ745T】は、グリノー光学系を採用した7.5倍のクラス最高のズーム比。0.67倍から5倍の広い範囲での観察が可能な実体顕微鏡です。高倍率・高ズーム比でありつつ、115㎜の長い作動距離があるため、観察作業がスムーズに行えます。光路切り替えがワンタッチで行える三眼鏡筒タイプのため、目視、モニターでの観察、撮影の切り替えも容易です。
実体顕微鏡ではアスベストそのものを技術者の肉眼により判定します。場合によっては、複数層からなる建材の各層のどこにアスベストが含まれているのかを判断するため、建材に関する高度な知識が必要とされます。
BEST LAB.(ベストラボ)では、建材知識の豊富な技術者が在籍しておりますので、安心してお任せください。
偏光顕微鏡【Nikon ECLIPSE LV100ND】
アスベスト繊維は結晶の方向により屈折率などの光学的特性が異なります。その性質を利用し、粒子を光学的に着色し識別するのが分散染色法です。
【Nikon ECLIPSE LV100ND】 は、400倍もの倍率で分散染色の観察を可能にする高性能の偏光顕微鏡です。高い消光係数を持つ光学系を採用し、高精度光学特性の検出ができ、複屈折、消光比、伸びの兆候、屈折率、複屈折の大きさ、アスベストの多色性の分析を可能にするもの。
目標とPHモジュールの変更により、分散染色用浸液の屈折率に対応するアスベストの分散色を観察できます。

04電子顕微鏡による判定

電子顕微鏡【HITACHI TM4000II】
写真倍率で10倍から100,000倍、モニター倍率で25倍から250,000倍の倍率の観察が可能。素早く反射電子を検出して目的のデータを確実に取得、画像観察までわずか3分というスピードで解析を完了します。
建材や素材によりアスベストの含有率は大きく異なります。吹き付け材のように50%ほどがアスベストというものがあれば、外壁材では0.1%ほどというものもあります。含有率が違えば、判定の際に出現する割合もバラバラになります。そこで、ヒューマンエラーを防ぐためにも電子レベルでの判定を行います。

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